村へ
今週木曜日の語学学校はお休み。
その代わりに語学学校の先生たちとフィールドトリップがありました。
先週はカトマンズの主要箇所をめぐる旅。
今回は、私を含む、多くの隊員が活動場所となり、関わるであろうネパールの村を見てみよう、ということで、みんなでラリトプールから車で2時間ほどのバラデウという村に行きました。
最初は、女性グループがミーティングを行う共有の建物で、リーダーの女性の方からいろんなお話を伺いました。興味深い内容をお話しいただいていたのに、私の未熟なネパール語で全て理解することができず悔しかった…。
日本の支援もあって建てられた学校のようです。
この村では、村人による村人のためのお金を貸し出すローン制度があります。グループに加入しているメンバーは、お金を少しずつ出し合いある程度まとまった金額にして、種を買って野菜を作りたい、ヤギを買いたいなど小規模な事業を始めたい人のためにお金を貸します。この仕組みが、貧困の悪循環から脱する一つの方法となっています。
このローン制度を使って、堆肥を作っている現場を見させていただきました。みみずを買ってきて、家畜の糞や枯葉、紙を混ぜ、堆肥作りを行い、出荷しているそうです。
↑元気なミミズがたくさん
その後に豚を飼い始めた方の豚の飼育現場を視察。
先の地震で、かなりの数の子豚が死んでしまい多くの損失があったとのこと。
次に行ったのは高校。
日本の支援もあって建てられた学校のようです。
一クラスにお邪魔しましたが、
私「(全力で)Hi〜!!」
子供たち「(全力で)Hi〜〜!!」
私「(全力で)ナマステー!!」
子供たち「(全力で)ナマステー!!」
私「(全力で)フェリ ベトーン!!(また会いましょう!!)」
子供たち「(全力で)フェリ ベトーン!!」
…ってな感じでリアクション最高な子供たちでかなり楽しかったです!
ネパールでは、特に村の女性たちは畑、家事、育児で男性よりも日々忙しい毎日だそうです。結婚年齢も、村では16歳で結婚、というのもざらにあるらしく、そうなると学校に通うこともできなくなります。
そういった村の女性たちは今回私が視察したようなグループを作り、男性たちに頼らず自分たちでお金を稼ぐ術を見出し経済的自立を実現していくと同時に、自分自身にも自信を持つことができるそうです。
このグループでは、経済活動のみでなく、いろいろな活動を行います。
例えば、学校に十分に通えていない女性たちがたくさんいるため、文字が書けない人もたくさんいます。なので識字教室であったり、今後のリーダーを育てるリーダーシップ研修や野菜栽培研修など、人材の育成も行っています。他にも、農業、クリーンアップ、森林保全、DV被害者支援などなどいろんな活動を行っている様々なグループがあるそうです。
※ちなみに、これはネパールに来てから初めて見た公共のゴミ箱。「ゴミは私に!」って書いてます。カトマンズでは一切見かけなかったのに村にあるなんて意外でした。
こういった地域のコミュニティグループに対して政府はお金を出しているんだそうです。
日本であればきっと公的機関がやっていそうな活動を、こちらの女性たちは、自分たちの問題を自分たちで解決しようとする姿勢があり、女性たちの勢いとパワーを感じることができた旅でした!
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